ウォッシャーモーター

別個のエンジンの場合と同様に、モーターポンプはフロントガラスウォッシャーリザーバーに直接取り付けられています。これを行うために、タンクの底部に特別なニッチが作られています。これにより、ウォッシャー液を最大限に活用することができます。取り付けはネジやその他の留め具を使用せずに実行されます。この目的には、クランプブラケットまたはラッチが使用されます。さらに、ポンプの入口パイプはゴムシールでタンクの穴にすぐに取り付けられるため、追加のパイプラインの使用は不要です。

モーターポンプは、作業の性能と特徴に応じて次の 3 つのタイプに分類されます。

● 1 つのウォッシャーノズルのみに液体を供給する場合。
● 2 つの一方向ジェットに流体を供給します。
●2つの双方向ジェットに流体を供給します。

最初のタイプのユニットは、1 つのウォッシャー ノズルに電力を供給するのに十分な低容量のポンプを備えています。フロントガラス ウォッシャー タンクには 2 つまたは 3 つ (リア ウィンドウ クリーニング機能が利用可能な場合) が取り付けられ、それぞれが独自のコネクタを使用して電気システムに接続されます。このようなソリューションでは、より多くの部品を使用する必要がありますが、1 つのモーターが故障しても、汚れがあった場合にガラスを部分的に洗浄する機能は残ります。

2 番目のタイプのユニットは、先ほど説明したものと設計が似ていますが、出力の増加した電気モーターの使用とポンプの増加により、より高い性能を備えています。モーターポンプは、各ノズルにつながる 2 つの別々のパイプを使用してウォッシャー バルブに接続することも、1 つのパイプを使用してパイプラインを 2 つの流れにさらに分岐させることもできます (パイプライン バルブの T 字型を使用)。

3 番目のタイプのユニットはより複雑で、動作アルゴリズムが異なります。モーターポンプの基礎も2つのコンパートメントに分割された本体ですが、ポンプコンパートメントには2つのパイプがあり、その間にバルブがあり、一度に常に開くことができるのはパイプの1つだけです。この装置のモーターは両方向に回転できます。液体の圧力下で回転方向を変えると、バルブが作動し、一方のパイプが開き、次にもう一方のパイプが開きます。通常、このようなモーターポンプはフロントガラスとリアウィンドウの洗浄に使用されます。エンジンの一方向の回転では液体がフロントガラスのノズルに供給され、もう一方の回転方向ではリアウィンドウのノズルに液体が供給されます。便宜上、モーターポンプメーカーはパイプを 2 色で塗装します。フロントガラスに液体を供給する場合は黒、リアウィンドウに液体を供給する場合は白です。双方向デバイスにより、車両のモーター ポンプの数が 1 つに減り、コストが削減され、設計が簡素化されます。しかし、故障が発生した場合、ドライバーは車の窓を掃除する機会を完全に奪われます。

モーターとモーターポンプの接続には、間隔をあけた端子（2 つの端子に 2 つの別々のメス端子が接続される）、T 字型配置（誤接続防止用）、各種 2 端子など、さまざまなタイプの標準オス端子が使用されます。ハウジング内のコネクタには、誤接続を防ぐための保護用プラスチックスカートとキーが付いています。